2006年05月06日

CIA長官、突然の辞任

 やっと来たかという感じですが、とりあえず日経新聞から引用しますと、

米CIA長官、突然の辞任・後任はヘイデン氏有力か
 【ワシントン=加藤秀央】米中央情報局(CIA)のゴス長官は5日、ブッシュ米大統領に辞表を提出し、大統領もこれを受理した。任期わずか1年8カ月での異例の辞任。両者とも明確な辞任の理由を明らかにしておらず、政権内部での意見対立が取りざたされている。

 後任のCIA長官は明らかになっていないが、米主要メディアはヘイデン国家情報副長官が有力になったと報じた。

 ブッシュ大統領はホワイトハウスで記者団に対し「(ゴス長官とは)個人的に親しい関係を築いた」と謝意を表明、情報機関改革への貢献をたたえた。ゴス長官は「CIAは順調に運営されている」と発言した。

 AP通信などはネグロポンテ国家情報長官とゴス氏が、CIA長官の権限をめぐって対立していたと伝えた。米同時テロを防げず、イラクの大量破壊兵器の開発情報を正確に把握できなかったことから、ブッシュ大統領は情報収集・分析体制の改革を進め、CIAなど15の情報機関を統括する国家情報長官職を新設した。 (12:17)


 政権内部での意見対立という理由が出ていますが、このポーター・ゴス長官は共和党の派閥で言うとニューライト(「変わる米国の国際戦略」参照)に近い人で、共和党内のウォールストリート保守(東部エスタブリッシュメント)回帰への人員整理の一環でしょう。それにしても、1年8カ月は短い期間でした。東部エスタブリッシュメントに近く、前回の大統領選で通常現政権に味方しなければいけないものにもかかわらずCIAを使ってブッシュ大統領を再選させないために大々的にキャンペーンを行い、選挙期間中にクビになってしまった前任者のジョージ・ティネット(在任1997〜2004)と比べても、はるかに短いです。もともとCIAは成立過程からして東部エスタブリッシュメント達の走狗のようなもので、ニューライトたちの付け込む隙などほとんどないのでしょう。

 それにしても、前回は報道官が突然辞任しましたし、今回の件で共和党の東部エスタブリッシュメント(共和党系の)回帰はあらかた済んでしまった気がします。残っているとしたらチェイニー副大統領の更迭とライス国務長官の副大統領昇進くらいでしょうか?




posted by 正弘 at 13:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-05-06 15:54

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