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それはともかく、この声明の影響として、今月8日に安倍首相が中国に行っても、下らない押し問答になりそうな靖国参拝の話ではなく、北朝鮮の核実験の事が主題にすることができそうです。上手くやればそれなりの結果を残して帰ってくる事ができるでしょう。韓国はそれでも靖国神社の話をしてきそうですが。それと、来月7日に行われる米国の中間選挙において、「ならず者国家」北朝鮮のこの声明は、劣勢が伝えられている共和党にとって追い風となるでしょう。全く、面白いタイミングで声明を出してくれたものです。核実験をするかどうかではなく、このタイミングで声明を出す事自体が外交カードなんじゃないんでしょうか?
ところで、今回の件に関して国連でまたアメリカとフランスがもめています以下はCNNからの引用です。
国連声明めぐり、安保理事国が分裂 北朝鮮「核実験」声明
この日の安保理では、米国のボルトン国連大使が、北朝鮮の声明を議題に提案した。
同大使は、「反射的な対応ではなく、核実験は利益にならないことを北朝鮮に理解させるため、一貫性のある戦略を考え出す」ことが大事だとし、様々な意見を出し合いながら協議を進めるよう主張。「(国連として)紙一枚の声明を出すことは戦略をもつことにはならないし、一貫性があり熟慮された予防外交にもならない」として、早期の声明発表に反対した。
一方、フランスのサブリエール国連大使は、「安保理が迅速に反応し、強いメッセージを出す」ことが重要だとの考えを表明。「戦略や安保理の対応について話し合うことも必要だが、まず声明の発表が不可欠だ」と主張した。
中国の王光亜・国連大使は、ボルトン大使の考えに理解を示しながら、「この問題を扱う最善の場は6者協議だ。安保理で話し合うことではないと思うが、明日は協議しなくてはならないだろう」と述べ、声明発表については明確な立場をとらなかった。
どうにかならないんですかね、この二国は?散々煮え湯を飲まされてきましたし、米国が国連を嫌いになる気持ちはわからないでもないですが。後、ここでは出てきていませんが、ロシアがどのような反応をしているのかも気になります。まだ暫く様子見という事なんでしょうか?