2005年09月22日

民主党の所属議員一覧が…

 民主党のネクスト・キャビネットが21日午後国会で第一回目の閣議を開いたそうです。

【次の内閣】第1回閣議を開催、今後の政策課題について意見交換 (参照2005-9-22)

 「次の内閣」閣僚の構成を確認した後、「簡素化」「連携」などを旨とする運営方針を確認し、民主党としての郵政改革法案を提出する旨の提起や、議員年金廃止法案の提出や政治資金規正法改正案の再提出に関する議論、アスベスト対策や年金改革への対応などについて議員立法を含めて取り組みを進めることの確認など、今後の民主党について話し合いました。

 これに関わらず、民主党はホームページの更新についてわりと意欲的な政党です。衆院選後に更新したニュースの数は40個と、自民党の5個と比べると8倍もの開きがあります。若い議員が多いだけあって、やはりネットでの情報公開を重視しているのでしょう。しかし、そんな民主党のホームページですがなにやら異変が起きつつあります。それは民主党所属議員一覧についてです。

民主党所属議員」 (参照2005-9-22)

 見て頂ければわかりますが、昨日の「民主党の外交政策」で議員の横に書いた役職が、すべて削除されています。例えば前原代表なら、「武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会筆頭理事」など。「ネクスト防衛庁長官」というのはそのままなので、議員情報を新しいものに更新したというわけではないようです。臭いものには蓋ということでしょうか?まあ正直理解できなくもないですが(どちらかというと、「よく今まで載せてましたね」って感じですし)。

 そこまではわからなくもないのですが、憲法調査会で絞込検索しても衆議院議員が一人も出てこないのはどういうことでしょうか?あれだけ改憲改憲いってるんだから、いないわけないですよね。流石にこれは一時的なものだと信じたいですが、折角新しく出直すわけですし、変に情報隠蔽とかはしないでほしいものですね…

(確認した情報はすべて9月22日12時現在のものです)




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2005年09月21日

民主党の外交政策

 民主党の路線変更が激しいです。左派陣営を追い出すことで改憲色を強くしたことはこのブログで何度か紹介したのですが、外交でも右シフトが鮮明で、親米派が幅を効かせる人事となっているようです。元々民主党は左派が強いことなどもあり、親中路線が強い政党でした(こんなコラージュができるくらい…)。ホームページに英語だけではなく中国語のサイトを用意している民主党議員もいます。マニュフェストでも、日中・日韓関係の進展、東アジア共同体の構築などアジアとの関係強化を訴える一方、米国に対しては対等のパートナーシップを強調する等、反米とまではいきませんが、やや中国よりの立場を表明していました。しかしここに来てそれが変わりつつあるのです。

 今回の人事でおそらく親米派だと思われる主な人たちは、次の通り。

代表         前原誠司 (武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会筆頭理事)

政調会長       松本剛明 (武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会理事)

ネクスト総務大臣   渡辺周 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事)

ネクスト外務大臣   浅尾慶一郎 (イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委委員)

ネクスト経済産業大臣  若林秀樹 (イラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委/委員)

ネクスト防衛大臣   長島昭久 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事)

など、外交政策に関係しそうな分野はすべておさえられています。

 それにしても、日本は親米政党ばかりになってしまいました。正直な話、岡田民主党の外交政策はあまり好きではありませんでしたが、何も自民党が議席を3分の2とってから路線変更しなくても…日本と中朝との関係はこれから先大丈夫なのでしょうか?安部晋三氏などと組んで経済制裁などしてしまわないか心底不安です。「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事」の人がチラチラ目に付きますし。知人の言によれば、「経済制裁をして戦争にならなかった例は未だかつてない」とのことなので、北朝鮮への経済制裁は絶対に避けるべきです。米国との関係は進展しそうですが、6ヵ国協議が良い方向で終わったばかりなのに、まだまだアジア外交で不安が残ります。

<追記>
 よく見てみると、親米派議員以前にあまりに「防衛関係」の議員ばかりに引いてしまうのは私だけでしょうか?民主党がどんな政党になろうとしているのかが一目瞭然な気がします。
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2005年09月20日

民主党の新ネクスト・キャビネット

 民主党は、「次の内閣」の主要な閣僚を内定しました。主な変更は以下の通り。

首相   岡田克也(52)→前原誠司(43)

官房長官 仙谷由人(59)→松本剛明(59)

特命相  原口一博(46)

外相   鳩山由紀夫(56)→浅尾慶一郎(41)

財務省  野田佳彦(48)→峰崎直樹(60)

厚生省  横路孝弘(64)→仙谷由人(59)

国交相  菅直人(58)→長妻昭(45)

(クリックするとプロフィールが出ます。)

 成る程、確かに中堅を多く起用し、「熟・壮・青」のバランスに目配りした布陣となっているようです。厚生省は旧社会党系の大物、横路氏をはずして、政策通と言われる前政調会長の仙谷由人氏を起用するなど、年金問題にも「多少」気を配っているように思われます。国交相に元日経BP記者の長妻昭しを起用するのも面白いところです。しかし、外相にイラク人道復興支援活動等及び武力攻撃事態等への対処に関する特別委員会委員の浅野慶一郎氏など、親米路線を改めて明確にしました。

 まあそこまでは納得できなくもないのですが、この財政再建に向けて将来にかかわる大事な時期に、財務相に自治労の峰崎直樹氏を持ってくるのは正直どうかと思います(前のネクスト経済財政・金融担当大臣と言うのもかなり問題な気がしますが)。いくら一橋大大学院の経済学研究科修士課程修了だからといっても…同じく一橋大卒の竹中平蔵氏に対抗しているんですか?民主党は政権を取ったとしても、本当に財政再建する気があるのかなんだか微妙な気がします。

<参照>
民主党."両院議員総会で、新役員、『次の内閣』メンバー決まる ".民主党ホームページ.(オンライン)、入手先http://www.dpj.or.jp/news/200509/20050920_01ryouin.html、(参照2005-9-20)
posted by 正弘 at 10:44| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(2) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

続・民主、前原代表へ。政調会長にNC防衛庁副長官。

 民主党の党幹部人事が出揃いました。しかし、いくらなんでもこれは路線変更しすぎではないでしょうか?民主党を信じて投票した有権者には失礼としか言いようがありません。マニフェストを考えると、外交面では、「平和で豊かな東アジア共同体を構築します」という文句はどこに行ったのやら、親米派ばかりが揃っていますし、メンバーを見渡す限りではあれだけ強調していた年金問題の「ね」の字も見当たりません。小泉首相並みに反対勢力(前原氏的には党内左派)を押さえ込んだ感じですが、こんなことでは失った信頼を取り戻すことはできないのではないかと思います。

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posted by 正弘 at 14:41| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(2) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アフガニスタンの議会選

 一日遅れてしまいましたが、アフガニスタンは9月18日に2001年のタリバン政権崩壊以来2度目の選挙を行いました。今回実施するのは国会の下院(Wolesi Jirga 定数249議席)と各州議会(同計420議席)です。ドイツやニュージーランド、または日本自身の総選挙に押されてあまり取沙汰されていませんが、米国の外交問題評議会(CFR)から詳しいレポートが出ています。

Afghan Parliamentary Elections
http://www.cfr.org/publication/8867/afghan_parliamentary_elections.html

それにしても、最近本当に選挙が多いですね。

CFRのレポートの要旨を読む
posted by 正弘 at 03:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

民主、前原代表へ。自民、改憲に向け一歩前進か?

民主党の代表が前原氏に決定したようです。

前原氏ホームページ
http://www.maehara21.com/

 今回の代表戦は新聞では、ベテラン対若手、労組対脱労組の戦いとして位置づけられています。菅直人氏は民主党内の旧社会党系とのつながりが深く、今回の自民党の圧勝で特定の支持団体からの援助よりも(例えば特定郵便局OBで作られている「大樹」など)、無党派層などの支持を得たほうが勝つということがある程度明確になったからだと思われます。労組に依存していると印象が悪くなり、これからの選挙では勝てないのです。しかし、その部分に目を覆われて見えなくなりがちですが、今回の代表戦にはもう一つの隠れた選挙争点があります。それは、憲法改正をめぐる民主党内左派対右派の対立です。

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posted by 正弘 at 16:05| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(3) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

亀井派から伊吹派へ

 郵政民営化に反対した亀井静香氏が辞任して以来空席になっていた旧亀井派会長に、伊吹文明氏(67)がなることがどうやら決定したようです。伊吹氏は旧大蔵省出身、京都1区からの出馬で今回で8選、国家公安委員長や労相などを歴任しています。

伊吹文明氏ホームページ
http://www.ibuki-bunmei.org/index.html

 旧亀井派が伊吹派になるのに伴い、派閥の正式名称であった「志帥会」の名称も変更するようです。しかし、衆院での同派の勢力は解散前の28人から16人へと激減しており、また今回無派閥で当選した新議員も小泉首相に囲われてしまった為人員増もできず、今後影響力低下は避けられなさそうです。

 そういえば、新聞の表記で二階グループが二階派になっていました。よく見ると今回の選挙で衆院の議席を8議席と倍増させています。元々の人数が少ないためあまり話しのタネにはなりませんが、微妙に頑張っているみたいですね…
posted by 正弘 at 20:14| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月14日

自民党内派閥の栄枯盛衰

<本日の話題>旧橋本派の壊滅とこれからの自民党

 今回の選挙は、自民党内の勢力図を大きく変えました。橋本、小里両氏は議員をやめ、綿貫氏、堀内氏、亀井氏等多くの自民党の派閥有力議員は自民党を去りました。特にダメージが大きかったのは旧橋本派で、有力議員の綿貫氏の自民党離党、藤井孝男氏の落選などで議席を16減らし、森派に続く第二派閥に転落してしまいました。他の大派閥も大きく議席を減らし、特に派閥会長が離党した旧亀井派の16議席減などが目に付きます。元気なのは小泉首相の出身派閥の森派くらいのものです。「抵抗勢力」と言われるこれらの派閥に壊滅的なダメージを与えた小泉首相の政治手腕は、大したものと言わざるを得ないでしょう。

 しかし今回の選挙結果で、さらに面白いことが起こっています。それは党内の公募や首相の要請に応じて立候補したしがらみなしの新議員、所謂「小泉チルドレン」の躍進です。これらの人々は何の地盤もない地域に送り込まれ、選挙に勝利しました。そのことだけでも自民党のこれまで利益主導の選挙態勢の変化を感じさせられます。「小泉チルドレン」は他派閥との軋轢も考慮して無派閥になるようですが(無派閥は衆院では選挙前と比べると67議席増の88議席となり、党内最大派閥の森派の56議席もしのぎます。それまでは与謝野馨などのように諸事情により派閥に入っていない人ばかりでした)、小泉改革の重要な協賛者となるでしょう。しかしその後、戦後日本政治の礎となった「吉田学校」の生徒たちのように、「小泉学校」の生徒たちは、あと一年で任期の切れる小泉首相の後をついでこれからの改革の担い手になっていけるのでしょうか?この先さらに変わっていくであろう自民党から、まだまだ目が離せません。







posted by 正弘 at 02:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

死票の割合過去最大に?

 今回の衆院選では、小選挙区の特徴とも言える所謂「死票」の割合が増えました。実際得票率と獲得議席数の差を見てみると、自民党では得票率47%に対して獲得議席数73%。民主党の得票率36%に対して獲得議席数17%と並べてみたら、候補者が一人しか当選しない小選挙区では起こりうるだろうと当然予測されることなのですが、今更ながらに不思議な感じがします。

 また、今回の選挙ではもう一つ面白いことが起こっています。いつもは民主党の得票率が高い都市部での自民党の議席増は改めて述べるまでもないことですが、反面、地方では民主党の得票率が上がっています。例えば、青森の民主の相対得票率は前回の18.9%から今回31・6%に向上。支持基盤が弱いとされる中国、四国、九州でも、高知や熊本などで20%台から30%台に乗せています。議席数では自民党に圧倒された民主党ですが、自民と接戦に持ち込む選挙区が大幅に増えるなど、地方での基盤作りの成果も表れており、そこまで悲観する状況でもないのかもしれません。今回は自民党の後塵を拝しましたが、次回は政策をもう一度よく練り直して(個人的には外交政策を特にどうにかしてほしいです)選挙に当たれば、今回自民に起きたことが民主に起こるということも、ないとは言い切れないのです。

 最後に、本日の日経新聞に載っていた田中愛治早稲田大学政治経済学部教授の言葉を引用して終わりにしようと思います。
「自民と民主の違いが小さくなり、有権者から見れば『自民八十点、民主七十点』くらいの感覚。しかし小選挙区制だから自民に一票を入れた。その集積がたまたま約三百議席になったのであり、自民と民主の議席比のように三対一の大差で有権者が自民を支持したわけではない。そこを小泉純一郎首相も自民党も認識しないと危険だ」







posted by 正弘 at 21:24| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月12日

参院の存在意義と2007年参院選

<本日の話題> 与党2/3議席の意義
 今回の選挙は事前の予想を超える自民党の歴史的な「圧勝」(議席占有率では六〇年の衆院選に次ぐ第二位)に終わりました。これはこのブログで何度か紹介したモルガン・スタンレーの264議席を遥かに凌ぎ、郵政法案について参議院に「民意を示す」には十分すぎるでしょう(60議席の読み違えはかなり問題な気がしますが…)。また、公明党は予想通り議席を減らしました。自民党の公明党への選挙依存態勢が変わったわけではありませんが、このことは今後の国会において自公のパワーバランス(前に「公明党の存在感が消えるとき」述べた政策面での)に影響を及ぼすことも十分に考えられます。自民圧勝により日経平均株価は一時年度来高値の1万2900円を突破し、郵政改革などの構造改革が進むと考えられれば、日本経済は確実に上昇に向かうでしょう。しかし、今回の選挙で2つの懸案事項が生じました。一つ目は、自公の2/3議席獲得により、「参院の壁」が機能しなくなったこと。そしてもう一つが今後の憲法改正をめぐる自民党の優位性です。

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posted by 正弘 at 23:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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