2005年09月27日

マイクロソフトとインテル、HD-DVD支持へ

 米マイクロソフトと米インテルは26日、次世代DVDの規格策定について、東芝、NECなどが提唱する「HD-DVD」方式を支持することを発表しました。パソコン業界に大きな影響力を持つ2社の東芝陣営への支持表明で、「Blu-ray Disc」方式を推進するソニーなどとの規格統一が一段と不透明となりました。

 規格統一に関しては、2005年4月、東芝とソニーの間で両方の規格の長所を合わせた第三の規格を共同開発する方向で交渉を開始したことを発表しましたが、そもそも両規格は根本的にディスク構造、フォーマット形式などが異なる為どちらかが譲歩するしかなく、交渉は難航しました。2005年末には東芝がHD-DVDプレーヤーを、2006年春にはソニーがBlu-ray Discを搭載したプレイステーション3を発売するため、規格統一を製品発売に間に合わせるには8月がタイムリミットと言われましたが、結局ものわかれに終わりました。これによりベータマックスとVHSのように二つの規格が争うという構図がほぼ決定的となります。しかしその後、2005年9月1日、東芝が年内と発表していた米国内での次世代DVD再生機の発売を来春に延期すること検討していると発表。事実上のHD-DVD撤退と見られていました。一度ハードを販売してしまえば、そのタイプのソフトが市場において廃れても、購買者に対する社会的責任を果たせねばならず、採算の合わない機種を生産し続けなければなりません。そんな中での今回のマイクロソフトとインテルのHD-DVDの支持表明でした。

 次世代DVD規格争いでは、有力ソフトを抱える米大手映画会社などとともにパソコンなどIT業界の意向が大きく影響するとされます。「HD-DVD」、「Blu-ray Disc」支持を発表しているのは現時点では次の通り。

HD-DVD
東芝、NEC、三洋、Thomson、パラマウント映画、ユニバーサル・ピクチャーズ、ワーナー、ニューライン・シネマ、マイクロソフト、インテルなど

Blu-ray Disc
ソニー、松下電器、日本ビクター、シャープ、ウォルト・ディズニー、20世紀フォックス、デル、ヒューレット・パッカード、日立製作所、LG電子、三菱電機、フィリップス、パイオニア、サムスン電子、TDK、トムソン、アップルコンピュータ、Universal Music Group(UMG)など

 今回、パソコン産業を主導する2社がHD-DVD支持を明確にしたことにより、東芝陣営がIT業界で影響力を増すのは確実と見られます。ただ、8月の時点で物別れに終わったあとも、将来的な統合へ向けて両陣営が交渉を継続しているものとみられ、今後両規格がどうなっていくのかは、まだまだ不透明のようです。




posted by 正弘 at 17:27| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(1) | 企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月22日

フジテレビジョン、巨人戦生放送を中止に

 フジテレビジョンは24日に予定していたプロ野球巨人戦の地上波での生中継を取りやめると発表しました。視聴率をにらんで通常番組を優先し、人気低迷が深刻な巨人戦は深夜のダイジェスト番組にして、生中継はBSとCS放送で放映する予定。

振り分けになった通常番組は次の通り

19:00 脳内エステ IQサプリ
19:57 めちゃ×2イケてるッ!

 特番を入れるなどではなく、本当に単なる視聴率の関係で巨人戦放送を中止したようです。先週には日本放送も10月の巨人戦4試合を放送することを中止しています。

 巨人戦は放映回数方の球団と比べて多いため、視聴率の低下は深刻な問題のようです。特に巨人が優勝戦線から離脱した8月には、巨人戦のナイター中継月間視聴率が、関東地区で平均7.2%と過去最低を更新しています。また視聴率の他にも、東京ドームの株価停滞や、20日に東京ドームで行われた巨人-ヤクルト戦の入場者数が33,378人にとどまり同ドームの巨人主催試合では開場以来最低となるなど、各所で影響が見られます。反対に優勝への期待が膨らむ阪神では、阪神百貨店や阪神電鉄の株価高騰など絶好調の様子です。

 やはり早々と優勝戦線から離脱してしまったことは大きいようですね。私の友人も「最近巨人戦を見る気がしない」と嘆いています。巨人は日本で一番ファンが多い球団でもありますし、放送を中止するくらいですから経済効果は深刻だと思います。このまま巨人弱体化→関連事業の収入源→選手の給料低下→やる気の低下→巨人の弱体化と負のスパイラルが起こらないといいのですが…。

<参照>

東京ドームの株価

同阪神百貨店

同阪神電鉄




posted by 正弘 at 19:17| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

パソコン用液晶、三菱電機撤退へ

 三菱電機、日立製作所、東芝など国内液晶パネルメーカーは、パソコン用パネルの生産を縮小し、携帯用など、より小型パネルへのシフトしていくようです。特に三菱電機は三年後をメドにパソコン用から撤退する方針。台湾や韓国など外国メーカーとの競合により値下がりが激しいため、まだコスト競争力を保持している小型パネルに活路を求める戦略に切り替えるようです。

 確かに、最近電気店を見に行ってもSAMSUNGやLG電子、BENQ、acerなどの安価なディスプレイが目に付きます。画質も国内メーカーと比べてもそれほど遜色ない感じです。気がついたら19インチの大型のディスプレイが主流になっていて、そろそろBENQか何かの安い19インチに乗り換えようかと思っていたのも事実です。

 しかし、今のディスプレイを買いに行った時は三菱のものを買おうとしていた(結局型落ちで安くなっていたSONY製を買ってしまいましたが)くらいなので、無くなってしまうと思うとやっぱり寂しいものです。グローバリゼーションが進む現在、各国が自国が得意なものの生産に特化したほうが良いことは理論としてはわかるのですが、人情として国内メーカーには頑張ってもらいたかったですね。
posted by 正弘 at 21:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月16日

ソニー、金融事業売却へ

 ソニーは、全額出資子会社でソニー銀行、ソニー生命保険、ソニー損害保険など金融事業を統括する「ソニーファイナンシャルホールディングス(SFH)」を段階的に売却する事を決定した様です。多角化で膨らんだ資産を大幅に整理し、本業のエレクトロニクス部門再建を最優先するため。インターネット専業銀行のソニー銀行は2001年の開業以来赤字続きで、設立当時から知恵袋的存在だったJPモルガンも数日前にソニー銀株をすべて手放す決定をしました。ソニー損保も赤字が続いており、ソニー生命で何とか持っているというような状態だったようです。

 本業のエレクトロニクス部門で不振が続いているため売却益で立て直すとのことですが、果たして成功するでしょうか?7月に発表された「企業ブランド知覚指数(PQ)」調査(日経リサーチ調べ)では2年連続首位だったソニーが4位に落ちるなど、ソニー神話は揺らいでいます。「信用を重んじる金融事業を手放すという判断は神話崩壊を加速させかねない衝撃力を持つ」など厳しい意見もあり、前途は多難なようです。

 金融事業売却以外にも、インターネット接続サービス「So-net」を手がける子会社ソニーコミュニケーションネットワークや、ソニーが12・5%出資するスカイパーフェクト・コミュニケーションズの株式持分も、完全売却もしくは出資比率を大きく引き下げる方針。ブラウン管テレビは当面販売を続けるものの、数年で供給を停止し薄型テレビに専念するようです。この他高級AV家電ブランド「QUALIA」の廃止や、「AIBO」「QURIO」などロボット事業の大幅な縮小も検討中とのこと。今まで知っているソニーがソニーでなくなってしまうようで寂しい気もしますが、経営改善のために頑張って欲しいですね。

<参考文献>
posted by 正弘 at 12:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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